令和2年5月29日
全日本葬祭業協同組合連合会
一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会
(https://www.zengokyo.or.jp/wp/wp-content/uploads/2020/05/e80b485c4979910cfe54ba7bb12dafc2.pdf)
新型コロナウイルス感染拡大防止のための通常の葬儀施行について より
省略
1.新型コロナウイルス感染拡大防止のための通常の葬儀施行のポイント
① 葬儀の打ち合わせ等で来場する方に対応する際には、ソーシャルディスタンス(1m 以上、可能なら2m以上)の間隔をとるように工夫をする。また、対面式で行う際には、お互いにマスクを着用すると共に、対面で座らないような座席配置を工夫する 1 。葬儀業者スタッフの安全を確保するために、ご遺族に対し事前に「可能な範囲 で、打ち合わせに参加される方の健康状態」、「打ち合わせの際は、できるだけ少人 数で行うこと」等確認するとよい。また、対角線上にある窓やドアを開ける等換気を 良くし、手指消毒液やティッシュペーパーを常備しておくこと。打合せには、適宜オ ンライン(電話やFAX、メール、郵便物等)を併用して行うとよい。
1 座席配置が対面になる場合には、アクリル板・透明ビニールカーテンなどで遮蔽することが考えられる。
② ご遺族、会葬者等が風邪のような症状や発熱など体調が優れない場合、新型コロナウイルス感染症陽性とされた者との濃厚接触がある場合、同居家族や身近な知人に感染 が疑われる方がいる場合、過去14日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を 必要とされている国・地域等への渡航並びに当該在住者との濃厚接触がある場合は、 来場をお控えいただけるよう案内する 2 。
③ 葬儀会館内にご遺族、参列者が入る際は、手指消毒(※)をお願いすると共に、マスクの着用をお願いする。マスクについては確保が難しいこともあるので、自社スタッフやHP等を活用し、参列者に事前に準備いただくことをお願いすることが望ましい。 また、マスクを着用せず来場する参列者のために、ある程度のマスクの備蓄等を考慮すること。館内には首相官邸並びに厚生労働省で作成した「感染症対策チラシ」等をプリントアウトの上掲示し衛生面での啓蒙に努めると共に、ご遺族、会葬者に配布す ることも検討する。 (※)手指消毒は、手洗いを前提としつつ、手洗いが十分行うことができない場合には 消毒液を活用する。
④ お焼香またはお線香をあげる際の動線や会場内の座席等については、人と人との間隔 を1m以上、可能なら2m以上あけ、ソーシャルディスタンスを保ったうえで整列ま たは着席できるようにレイアウトを変更する。
⑤ 葬儀の参列者については、ご遺族にある程度限定することも提案する。また、多くの 参列者が想定される際は、弔問の時間を長く設定し、予めご遺族、宗教者の了承を得 お焼香またはお線香のみでお引取りいただいたり、火葬場への同行者もマイクロバ スに間隔をあけて着席し、可能な限り換気に努めたり、あるいは個々が自家用車で行く等、極力「3密」を避ける工夫をすること。また、万が一感染が発生した場合に備え、個人情報の取扱いに十分注意しながら、参列者の名簿を管理すること。
後略